機械加工について
弊社では高レベルな寸法精度を保つため、金属に対する温度管理にも細心の注意を払い、誤差を最小限に抑える工夫をしています。また、重さ、質、強度など、お客様のご要望に合った材質を選ぶだけでなく、付帯処理(仕上げ加工)においても、最適の加工を施し、ご希望通りの品質に仕上げます。
三次元CAD/CAMにより加工プログラムを作成し、マシニングセンタ・NC旋盤・ワイヤカット放電加工機・研削盤にて加工を行います。
製作した製品は、三次元測定機、非接触三次元測定機、マイクロスコープ、その他各種測定器を駆使し、より正確な検査を行い、高い水準の品質管理を行っております。また、生産管理システムにより無駄のない最適な加工スケジュールを実現しています。
主な加工実績と業界
- 半導体製造装置用部品
- 開発試作品製作
- 治具・工具製作
- 通信アンテナ用部品製作
- ファスナー製作装置用部品
- 医療・サニタリー研究開発用部品
- オフィス家具・部品・什器製作
加工技術紹介
マシニングセンタ・フライス加工
マシニングセンタとは、自動工具交換機能をもち、穴開け加工、ねじ立加工・切削加工などを前もって作成したNCプログラムにより、長時間無人運転で行うことが可能な工作機械です。当社では、単純な穴開け加工はもちろん、複雑な形状をした製品の切削加工を、3次元CAD/CAMを駆使してモデリングからNCプログラムの作成・3次元加工までを行っています。
主な所有設備
- 立型マシニングセンタ 9台(最大サイズ 1,500×660mm)
- 横型マシニングセンタ 2台(最大サイズ 560×560mm)
- NC旋盤 6台(最大サイズ 約φ350×2,000mm)
ワイヤカット放電加工
細い黄銅線を電極材とし、制御された電気スパークにより侵食効果を得て、金属を希望形状に切り出す加工です。電極と工作物は非接触であり、切削・研削加工のような物理的な力は働きません。また、加工量・加工スピードは工作物の導電度によって異なりますが、硬度による影響はありません。したがって、切削加工・研削では難しい、あるいは不可能な硬い金属など特殊合金が加工できます。
当社では、お客様の多様な要求に応えるため、φ0.03~0.3mmまでの黄銅ワイヤ電極に対応し、微細加工、テーパー加工や上下異形状加工などの特殊な要求にも最大限の柔軟性を提供できるよう努めています。
- ワイヤーカット放電加工機 3台(最大サイズ 600×400mm)
研削加工
アルミナ・炭化ケイ素・炭化ホウ素・窒化ホウ素・ダイアモンドなどの硬い微細砥粒から作られた砥石を高速回転させて、金属などの工作物表面を削り取る精密加工です。当社では平面研削盤による精密研削加工を行っています。
主な所有設備
- 成形平面研削盤(JUNG) JF415E-1/S 150 x 400mm
- 成形平面研削盤(KURODA) GS-BM 2150 x 500mm
- 平面研削盤(KURODA) GS-FHF 400 x 600mm
旋盤加工
旋盤とは、材料を回転させ、固定したバイトと呼ばれる工具で切削加工を行う工作機械です。材料を円筒や円錐形に加工することができます。
主な所有設備
- CNC普通旋盤(滝澤鉄工所)TAC-650 x 2000 Ф650 x 2000
- NC旋盤(中村留精密工業) TMC-15 (バーフィーダー付)
Ф180 x 260(バー材Ф42) - NC旋盤(エグロ) FBN-α ~Ф25
- CNC普通旋盤(滝澤鉄工所) TAC-650 x 2000 Ф650 x 2000
- その他汎用旋盤 2台